アメジストドームは、ブラジルなどのジュラ紀(約2億5000年前)の地層から採掘されます。釣り鐘状の部は紫水晶の結晶がびっしり張り付いているのが見られます。
このような結晶ができるまで、2億年以上もの年月が費やされたわけです。
アメジストドームの周辺部は紫水晶の母岩となったメノウの数センチの層が残っています。肌理の粗いメノウの中に肌理の細かい分子構造の紫水晶の結晶が発生すると、
内部に空洞が広がっていき、ドームと呼ばれる空洞の開いた大きな天然石の結晶の塊ができます。このようにしてできる巨大なドーム状のものを半分に割ったものが、アメジストドームです。
世界中の珍しい天然石や原石、動植物の化石、
磨き抜かれた宝石類などを取り揃え、展示販売中です。
今や、ガラス細工やプラスチック素材のアクセサリー作りが世界の主流となった観を呈していますが、石の愉楽では天然石natural stoneだけを取り揃え、天然石・原石に特化したアクセサリー作りを展開しています。
日本で初めて、天然石を用いたブレスレットなどアクセサリーの手作り体験講座が那須高原に登場しました。
石の愉楽では老若男女、誰もが楽しめる天然石のアクセサリー作り教室を開催しています。(第3木曜日休館)
体験教室には初めての方もグループで楽しめる定額コースが3つあり、ご家族、友だち、カップルなどでご参加いただけます。
※ 宝石探し体験は、石の愉楽の隣の建物で開催しています。
- キッズ・ファミリーコース
- ベーシックコース
- カップルハイコース
お砂場に天然石がゴロゴロ。砂の中からアンモナイトの化石や宝石のルビーやエメラルド、アクアマリン、ラリマーなどが見つかるかもしれません。
子どもも、大人も夢中になって宝探しを楽しむことができます。
入場者には1Cupが渡されます。入場時間は無制限で、Cup一杯の天然石や化石や隕石、さらに探し当てた宝石を持って帰ることができます。
- 宝石探し体験
このように、アメジストドームはメノウの原石の中に紫水晶の結晶が発生してくるという仕方で長い年月をかけて形成されます。アメジストドームの神秘とも言える石の姿に接していると、鉱物の結晶化によってもたらされた「地球の神秘」を見るような思いがします。
また、表面が後退するのではなく、年にコンマ1ミリ位ずつ上塗りされるように成長していく天然石に鍾乳石があります。
雨が降って炭酸が水に溶けて、岩盤を伝って流れ落ちる雫が石灰岩を溶かし、洞窟内に雫として落ちるときに石灰岩が少しずつ上に伸びてきて、鍾乳石ができ上がります。鍾乳石は年に0.1ミリずつ伸びると仮定すると、右上の40cmの鍾乳石はなんと2億年かかって生成したものと考えられます。
左上の写真のローズクォーツ丸玉は直径が43cm、重量は約300kgあります。恐らく市販されている最大の天然石丸玉ではないかと思います。
天然石の表面加工の仕方としては、丸玉、六角ポイント(水晶などの六角結晶系)、四角形(方解石などの四角結晶系)、ピラミッド、卵型、タンブル、小石、ざらめなどがあります。
化石と木化石は、動物や植物の死骸が土中の埋められて長い年月の間に、鉱物が有機体の成分を外に追い出すように有機体の細胞膜の内側に侵入し、やがて鉱物が結合し、結晶化してできたものです。結果として、有機体を鉱物化(有機体の鉱物への転化とも言う)したことで、立体化石となっています。
岩石の層に溶岩や隕石が接すると、約4000度超の高熱高圧の状態が生じます。このとき、周辺の鉱物が溶解し、他の鉱物と混ざり合って、新しい鉱物が誕生します。例えば、ケイ素を多く含んだ鉱物が高温高圧の状態になると、黒曜石のような天然ガラスが出来上がります。(テクノタイト、モルダバイト、リビアングラスなどの隕石系の天然ガラスもあります。)
店舗の種類 | 天然石専門店 |
TEL / FAX | 0287-74-3875 / 0287-74-3882 |
HP | https://ishinoyuraku.jp |
住所 | 〒325-0303 栃木県那須郡那須町高久乙593-27 |
営業時間 | 10:00-19:00 ※ 手作り体験の最終受付 17:30 |
アクセス | 東北道那須インターから那須街道上り約10分 広谷地交差点の手前約100m左側 道の駅友愛の森から約20メートル |
石の愉楽の近隣施設
休館日 | 各月の第3木曜日(不定休) ※ 次の期間の第3木曜日は開館します。 ・3月22日~4月5日[春休み] |